「第19回 春節杯 十六羅漢賽」を開催
2024年4月6日(土)7日(日)に、「第19回 春節杯 十六羅漢賽」を開催した。
6日は、天満橋会館(大阪市)にて、前回優勝者、昨年9月の日本選手権優勝者をはじめ16名によるトーナメント戦(一荘2回戦)を行い、内田慶・魏威・鈴木芳洋・田中実の4名が翌日の決勝へ駒を進めた。
7日は、雀サクッTVにて、決勝(一荘3回戦)の模様を生配信した。
1回戦東1局、まずは内田が初出場の魏から出アガリし三連覇へ向け好発進した。魏は放銃5回ながら2回のツモアガリで首位田中に10差の2位につけて1回戦を終えた。(田中+39・魏+29・鈴木-28・内田-40)
2回戦、僅差ながらラスめの時間帯が長かった内田は南1,2局のアガリでトップめに立つと続く南3局では清一色をツモアガり、今決勝で初めて1人が抜け出す形となった。が、3者がそれ以上の追加点を許さず、後半に内田のアガリはなく依然僅差のまま最終の3回戦を迎える。(田中+48・内田+6・魏-4・鈴木-50)
3回戦、東場にアガリがなく1人離されかけた鈴木だったが、南1から西1局までに3度のアガリで原点付近まで戻した。さらに西4局には7巡目に混一色のテンパイ、22334678北北 ポン南
出アガリできないほうの1を魏に打たれたあと、ツモってきた3枚目の3が田中の嵌3待ち三色三同順に放銃となった。北1局は鈴木がアガり返しまだ脱落しない。(田中+65・魏+20・鈴木-20・内田-65)
北2局、三連覇へ向けあとがなくなってきた内田は五面斉の嵌3待ちテンパイから⑨をポンして碰碰和もつけ、ツモれば逆転できる手で勝負をかけた。
しかし、結果は魏の大于五に放銃となった。魏はいったんトップめに立った東4局から5連続放銃で苦戦を強いられていたが、再び田中を交わした。(魏+60・田中+57・鈴木-28・内田-89)
北3局、残り2局ともアガらなければならない内田の下家田中が遠い混一色仕掛けから全求人のアガリ。(田中+90・魏+52・鈴木-45・内田-97)
北4局、アガれば優勝の魏にツモ専の⑧タンキ待ちテンパイ。七対狙いであろう鈴木が持っているのではとの思いからか、出たばかりの2に待ちかえするも、2巡後のツモは⑧であった。その後、ツモ七で出アガリできる待ちに変化したが流局し田中の優勝となった。