「第18回 春節杯 十六羅漢賽」を開催

2024年4月14日

2023年3月25日(土)26日(日)に、「第18回 春節杯 十六羅漢賽」を開催した。

25日は、天満橋会館(大阪市)にて、前回優勝者、昨年9月の日本選手権優勝者をはじめ推薦選手16名によるトーナメント戦を行い、内田慶・櫻井一幸・辻野光哉・小田宏一の4名が翌日の決勝へ駒を進めた。

26日は、雀サクッTVにて、決勝(一荘3回戦)の模様を生配信した。
1回戦は櫻井が7回のアガリで大きくリードした。2回戦東1局、小田に待望の初アガリが出ると辻野が2局続けて櫻井から出アガリを決めるなど下位陣の追い上げが始まった。その中、2回戦前半にアガリがなく櫻井との差が最大296まで開いた内田だったが北2局から3局連続アガり辻野を交わし2着目に浮上した。

3回戦開始時のスコアは、櫻井+151、内田+32、辻野△4、小田△179
ロースコアになれば、小田にも十分可能性があったが、東1、2局の櫻井のアガリ以降は大振りせざるを得なくなった。辻野も2回戦の西場から18局アガりが出ず、優勝争いは2人に絞られた。

櫻井・内田の差が95まで詰まった西3局、櫻井の6巡目
四五五五七⑦⑦⑦⑨57889 から打⑨とするも次巡のツモ⑧でシュンツ主体の手に切り替え
⑦⑦⑦⑧789 チー三四五 六五七
⑥を小于五テンパイの内田から出アガった。残り5局で143差、櫻井はあと1回のアガリで優勝をほぼ手中にできるが、ここからが遠かった。

西4局は内田のアガリで102差。北1局は櫻井以外の3者テンパイで終盤へ。残りツモ山2枚で、小田のアガリ牌を引いた櫻井は打牌に安全牌を選んだ。内田に危険な牌を暗槓していることもあっただろうが、結果は内田のツモアガリで30差となりひとアガリ圏内に。

北2局、櫻井は配牌で七対のイーシャンテンだが、5巡目にかぶった五を内田が仕掛ける
七八九③⑥⑥⑥⑨123 チー五四六
打③で花竜のくっつきに取る。両者にテンパイが入り、内田が制しついに逆転した。

北3局、櫻井は1巡目でまたも七対のイーシャンテンで今度はすぐにテンパイするが、内田が得意のタンピン系でコツコツ手を進め、抜き去った。

北4局、櫻井は5巡目に暗刻ができると七対イーシャンテンから碰碰和へ向かう。9巡目に内田から一をポンしてテンパイ
二二五五②②②北北北 ポン一一一
内田と70差のため、 ツモらなければ逆転はできない。内田もその4巡後にテンパイ

七八九④⑤⑥12456 チー七五六
櫻井の待ちである五が1枚残ったまま局が進み、残すは櫻井、内田のツモ番を1回ずつとなった。

五をツモってきた内田は海底での放銃は許されないので、一呼吸置き1を打ち流局させた。
初代首席羅漢の内田が、見事な逆転劇で連覇を達成した。

決勝成績

選手名1荘目2荘目3荘目合計勝敗
内田 慶63△ 31186218首席羅漢
櫻井 一幸201△ 50△ 31482位
辻野 光哉△ 2925△ 144△ 1483位
小田 宏一△ 23556△ 39△ 2184位

首席羅漢・内田慶

決勝牌譜

3月25日の結果

トーナメント戦の勝ち上がり者(カッコ内は同卓者)
1回戦(一荘2回戦を行い各卓上位2名勝ち上がり)
1卓 手塚ゆり、清水豊(高坂英伸、釘宮公人)
2卓 辻野光哉、小田宏一(釘宮百香里、田中実)
3卓 櫻井一幸、新谷秀隆(赤塚修、千葉康浩)
4卓 内田慶、北浦康弘(熊谷修、小野寺克之)

準決勝(1回戦と同システム)
1卓 小田宏一、櫻井一幸(北浦康弘、手塚ゆり)
2卓 辻野光哉、内田慶(新谷秀隆、清水豊)

放送ページ

【中国麻将】第18回中国麻将 春節杯 十六羅漢賽 決勝戦【日本麻将体育協会】 – YouTube

2位・櫻井一幸
3位・辻野光哉
4位・小田宏一