2023年度 第21期 研究リーグ

決勝

2023年1月26日(金)、第21期研究リーグ決勝を行った。

決勝は、第7節までの成績を持ち越しの上、(3・2・1・0)で一荘3回戦を行う。
開始時のスコアは、櫻井(39)田中(37)張(36)井出(33.5)
同点の場合は、期首順位(井出・田中・張・櫻井の順)により順位を決定する。

1回戦は、櫻井が東1局から3連続でアガりリードするも、田中が南4局に逆転するとそのまま逃げ切りトップ。張も北3局のツモアガリで櫻井に迫るが、櫻井が北4局を制し首位の座を守った。
櫻井(41)田中(40)張(37)井出(33.5)

2回戦は、2連勝が必要な立場に追い込まれた張が早々に抜け出しトップを濃厚なものとする。前半を2着めで終えた櫻井は、西入してからアガリがなく北4局をを迎えたときにはラスめに。張+120・田中-12・井出-27・櫻井-81
七対のテンパイを入れた櫻井は、田中を直撃しラス抜けだけでなく2着に浮上した。これで田中・張ともに優勝条件は「櫻井とのトップラス」のみと厳しいものになった。
櫻井(43)田中(40)張(40)井出(34.5)

3回戦、田中がトップめで進むも張にアガリが出ず櫻井がラスに落ちることなく局が進むが、ついに西4局に張がツモアガリを決めると微差ながら櫻井がラスめに。しかし櫻井が優勝ポジションを譲ったのは1局だけ、北1局に2着に浮上すると北3,4局もアガり優勝を決めた。

第21期研究リーグ決勝

選手名決勝開始時1回戦2回戦3回戦合計
()内は期首順位順位点素点順位点素点順位点素点順位点順位点
櫻井一幸(8)39+692▲322+69346
田中実(6)37+1263▲450+59242
張建民(7)36▲241+1123▲95040
井出洋介(2)33.5▲1710▲351▲33135.5

第7節

2023年12月3日(月)、第21期研究リーグ第7節(19~21回戦)を行った。

今節の組み合わせと開始時のポイント
A卓:井出(30.5)・北浦(19)・田中(29)・櫻井(33)
B卓:鈴木(25)・青野(26.5)・張(32)・内田(21)

A卓、櫻井は、決勝の3回戦がポイント持ち越しで行われるため、井出・田中との差を決定的なものにしたいところだ。
19回戦、4度の流局があり誰も突き抜けることができず迎えた北4局、田中+85,北浦+48,櫻井-25,井出-108
2着まで73差、ツモアガリにも条件が課されているが櫻井の狙いは110差の田中だった。明カンの1点を加え20は28オールできっちり逆転した。
1345666 明カン④ チー879 ツモ2

手痛い逆転を喫した田中だったが、20,21回戦を連勝し2位で決勝進出を決めた。

A卓の結果次第ではB卓から2人進出もありうるが、優勝まで見据えるならば、青野か鈴木が張を捲ることができるかが焦点となる。20回戦終了時に全員が3ポイントで差がつかず、張が3位となった。

決勝は、2024年1月26日(金)に「麻雀チャンネル 雀サクッTV」さんにて生放送を予定しております。【中国麻将】第21期 中国麻将研究リーグ決勝【日本麻将体育協会】 – YouTube

第7節A卓

選手名19回戦20回戦21回戦合計
素点順位点素点順位点素点順位点素点順位点
井出洋介▲1360+182▲1021▲2203
北浦康弘+201▲1730▲2350▲3881
田中実+572+1833+1933+4338
櫻井一幸+593▲281+1442+1756
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第7節B卓

選手名19回戦20回戦21回戦合計
素点順位点素点順位点素点順位点素点順位点
鈴木芳洋▲281+292▲1950▲1943
青野滋▲620+593+2093+2066
内田慶+863▲900±02▲45
張建民+42+21▲141▲84
カッコ内は素点(評価対象ではない)

総合成績(第7節まで)

名前(期首順位)順位点
素点
櫻井一幸(8)39+553
田中実(6)37+280
張建民(7)36+799
井出洋介(2)33.5+264
青野滋(3)32.5+328
鈴木芳洋(1)28▲346
内田慶(5)26▲257
北浦康弘(4)20▲1621
同点は期首順位優先
(素点は参考表記)

第6節

2023年10月26日(木)、第21期研究リーグ第6節(16~18回戦)を行った。

A卓、16回戦北4局を迎えて
内田+46,井出+26,鈴木-30,田中-42
前局、田中から絶張のオマケつきでトップめに立った内田は、放銃しても逃げ切りと油断したわけではないだろうが場に2枚切れの⑤を打つと鈴木から「フ―」の声がかかる。開かれた手は嵌⑤待ちのメンピン清龍で21点。棚ぼたトップに気分を良くした井出は続く17回戦もアガり倒しての連勝で決勝進出が濃厚となった。

B卓、張が7点で3節連続での卓内トップとなるも、櫻井も5点で首位の座を守った。先月の日本選手権優勝の北浦は元気なく3連敗でついに最下位転落。

決勝進出者が決まる第7節の組み合わせは
A卓:井出(30.5)・北浦(19)・田中(29)・櫻井(33)
B卓:鈴木(25)・青野(26.5)・張(32)・内田(21)

第6節A卓

選手名16回戦17回戦18回戦合計
素点順位点素点順位点素点順位点素点順位点
鈴木芳洋+151▲1760▲2050▲3661
井出洋介+183+2263▲191+2257
内田慶+172▲431+242▲25
田中実▲500▲72+2003+1435
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第6節B卓

選手名16回戦17回戦18回戦合計
素点順位点素点順位点素点順位点素点順位点
青野滋+1503+361+522+2386
北浦康弘▲1280▲3100▲1480▲5860
張建民+632+1022+1943+3597
櫻井一幸▲851+1723▲981▲115
カッコ内は素点(評価対象ではない)

総合成績(第6節まで)

名前(期首順位)順位点
素点
櫻井一幸(8)33+378
張建民(7)32+807
井出洋介(2)30.5+484
田中実(6)29▲153
青野滋(3)26.5+122
鈴木芳洋(1)25▲152
内田慶(5)21▲253
北浦康弘(4)19▲1233
同点は期首順位優先
(素点は参考表記)


第5節

2023年8月31日(木)、第21期研究リーグ第5節(13~15回戦)を行った。

A卓は、首位を走る櫻井を抑えられるかどうかが焦点となる。櫻井は13,14回戦が4着3着、15回戦もラスめのまま北場を迎える。包囲網完成かと思われたが、ここからがしぶとい。北1局のアガリで差を詰めると、北3局は1巡目から大于五の仕掛けを入れ、トップが決定的な上家の青野に有効牌を絞られながらもツモアガり2着まで浮上する。北4局も再逆転を狙う鈴木から七対を出アガリし2着をキープした。

B卓、2ラスの北浦は15回戦はトップめで北4局を迎える。北浦+89,田中+40,張+15,内田-144
田中が1つチーしてテンパイ
三四⑤⑥⑦⑧⑧456 チー七六八
これに放銃したのは北浦、3巡前に張が打った五には田中から声はかかっておらず、見逃しにはまった格好となり痛恨のトップ逃しとなった。
開幕でつまづいた張と田中が2節連続卓内トップで櫻井の背中をとらえたか。

第5節A卓

選手名13回戦14回戦15回戦合計
素点順位点素点順位点素点順位点素点順位点
鈴木芳洋+302+432▲941▲215
井出洋介+1713+1153▲1030+1836
青野滋▲781▲1540+1583▲744
櫻井一幸▲1230▲41+392▲883
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第5節B卓

選手名13回戦14回戦15回戦合計
素点順位点素点順位点素点順位点素点順位点
北浦康弘▲830▲1300+702▲1432
内田慶▲301+2293▲1520+474
田中実+462▲1241+753▲36
張建民+673+252+71+996
カッコ内は素点(評価対象ではない)

総合成績(第5節まで)

名前(期首順位)順位点
素点
櫻井一幸(8)28+389
張建民(7)25+448
鈴木芳洋(1)24+214
田中実(6)24▲296
井出洋介(2)23.5+259
青野滋(3)20.5▲116
北浦康弘(4)19▲647
内田慶(5)16▲251
同点は期首順位優先
(素点は参考表記)

第4節

2023年8月7日(月)、第21期研究リーグ第4節(10~12回戦)を行った。

A卓は3,5,6,7位の4人による組み合わせとなった。張が2着トップときて、この日最終の12回戦も北入するまではトップも伺えるかという2着につけていた。このまま中団を抜け出しリーグ戦の上位に食い込むかと思われたが3者がそれを許さなかった。断ラスだった青野が16点役を立て続きにアガり僅差ながら2着めに浮上して北4局を迎えた。
田中+131・青野▲38・張▲40・井出▲53
青野と田中が仕掛けると、井出はラスめにもかかわらず強く前に出ることはできず。田中は、青野からロン牌が出るも張を2着に上げることになるため見逃すと、張が青野の混一色に放銃し決着した。一色三歩高になるほうで井出より下になってしまった。A卓の首位は5pとなり痛み分けとなった。

B卓は、開始時首位の櫻井が今節も7pと全員と差を広げ独走態勢となってきた。次節以降は包囲網が本格化してくるか。

第4節A卓

選手名10回戦11回戦12回戦合計
素点順位点素点順位点素点順位点素点順位点
井出洋介+1323▲610.5▲611+103.5
青野滋+31▲610.5+102▲484.5
田中実▲2470+522+1233▲725
張建民+1122+703▲720+1105
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第4節B卓

選手名10回戦11回戦12回戦合計
素点順位点素点順位点素点順位点素点順位点
鈴木芳洋+332▲321+803+816
北浦康弘▲271▲1020▲61▲1352
内田慶▲630+863▲1430▲1203
櫻井一幸+573+482+692+1747
カッコ内は素点(評価対象ではない)

総合成績(第4節まで)

名前(期首順位)順位点
素点
櫻井一幸(8)25+477
鈴木芳洋(1)19+235
張建民(7)19+349
田中実(6)18▲293
井出洋介(2)17.5+76
北浦康弘(4)17▲504
青野滋(3)16.5▲42
内田慶(5)12▲298
同点は期首順位優先
(素点は参考表記)

第3節

2023年6月29日(木)、第21期研究リーグ第3節(7~9回戦)を行った。

3節開始時に1,3,5,7位の組み合わせとなったA卓は、上位の北浦、井出が抑え込まれ差が詰まった。
一方、B卓は開始時2位の櫻井が卓内トップの7pを稼ぎ、頭一つ抜けた。7回戦東1局の最終手番で手詰まりから青野の七対に放銃、と立ち上がりこそ良くなかったが東場ですぐに立て直すと、着実にリードを広げてトップを取った。苦しい1日となったのは内田で、3戦とも北場で順位を落とす展開で1p止まり。特に、8回戦北2局のラスめ青野への放銃が痛かった。4点下となるとその差をはね返すことができずラスを引き、混戦のリーグ戦から一人取り残される格好となった。

第3節A卓

選手名7回戦8回戦9回戦合計
素点順位点素点順位点素点順位点素点順位点
鈴木芳洋▲610+732+1583+1705
井出洋介+1463▲1151▲1560▲1254
北浦康弘▲362▲1670▲1251▲3283
張建民▲491+2093+1232+2836
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第3節B卓

選手名7回戦8回戦9回戦合計
素点順位点素点順位点素点順位点素点順位点
青野滋▲1290▲851+1733▲414
内田慶+181▲890▲860▲1571
田中実+392+1043▲671+766
櫻井一幸+723+702▲202+1227
カッコ内は素点(評価対象ではない)

総合成績(第3節まで)

名前(期首順位)順位点
素点
櫻井一幸(8)18+303
北浦康弘(4)15▲369
張建民(7)14+239
鈴木芳洋(1)13+154
井出洋介(2)13+66
青野滋(3)13+6
田中実(6)13▲221
内田慶(5)9▲178
同点は期首順位優先
(素点は参考表記)

第2節

2023年5月15日(月)、第21期研究リーグ第2節(4~6回戦)を行った。

A卓6回戦は北入時、井出が-81の一人沈みと苦戦を強いられていたが北1,2局を続けてアガり僅差ながらトップめに躍り出た。井出+12、北浦+7、青野-9、内田-10
北3局は、終盤に内田が七対のテンパイを入れるが、北浦がタンピンで追い抜きツモアガった。北4局は、青野が1巡目から五面斉で仕掛け、放銃してもラスに落ちない井出から出アガリし2着に浮上した。

B卓6回戦、櫻井と田中が常にリードする展開だったが、北場に張が五面斉のツモアガリと田中からの出アガリでトップ争いに加わった。北4局、一人取り残された鈴木は、リーグ戦の首位を走る櫻井を3着に抑えるべくアガってラスの仕掛けを入れる。最後は、張が櫻井から出アガりトップを確定させた。

6回戦は、麻雀プロ団体LIVEチャンネルにて生放送いたしました。
https://www.youtube.com/watch?v=tPuQHwYufAE

牌譜

第2節A卓

選手名4回戦5回戦6回戦合計
素点順位点素点順位点素点順位点素点順位点
井出洋介▲720+2083▲231+1134
青野滋▲431▲2370+82▲2723
北浦康弘▲412+802+503+897
内田慶+1563▲511▲350+704
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第2節B卓

選手名4回戦5回戦6回戦合計
素点順位点素点順位点素点順位点素点順位点
鈴木芳洋▲1200+1153▲1230▲1283
田中実+632▲901+332+365
張建民▲101+962+813+1676
櫻井一幸+693▲1210+91▲434
カッコ内は素点(評価対象ではない)

総合成績(第2節まで)

名前(期首順位)順位点
素点
北浦康弘(4)12▲41
櫻井一幸(8)11+181
井出洋介(2)9+191
青野滋(3)9+47
鈴木芳洋(1)8▲16
内田慶(5)8▲21
張建民(7)8▲44
田中実(6)7▲297
同点は期首順位優先
(素点は参考表記)

第1節

2023年4月15日(土)、第21期研究リーグが開幕し、第1節(1~3回戦)を行った。
昨年の日本選手権優勝、3月の十六羅漢賽では惜しくも優勝を逃したが存分に強さを見せつけた櫻井が、今期から満を持して参加する。
A卓は、その櫻井が1回戦を内田との2着争いを制すと、その後トップ2着と首位スタートを切った。
B卓。北浦は大きくリードしていた1回戦を青野の小三元ツモであっさり逆転されると2回戦は元気なくラス。3回戦も鈴木に大差をつけられていたが北4局に清龍をツモり逆転しスコアをまとめた。昨期優勝の鈴木はラスなしの安定した内容で5pを獲得した。
昨期、7,8位の田中と張はともに2pと今期も苦しい出だしとなった。

第2節は、麻雀スリアロチャンネルにて生配信の予定です。

第1節A卓

選手名1回戦2回戦3回戦合計
素点順位点素点順位点素点順位点素点順位点
井出洋介+1593+1192▲2000+785
内田慶▲251▲1800+1143▲914
張建民▲1280▲821▲11▲2112
櫻井一幸▲62+1433+872+2247
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第1節B卓

選手名1回戦2回戦3回戦合計
素点順位点素点順位点素点順位点素点順位点
鈴木芳洋▲971+832+1282+1145
青野滋+3693+1463▲1960+3196
北浦康弘▲442▲2440+1583▲1305
田中実▲2280+151▲901▲3032
カッコ内は素点(評価対象ではない)