研究リーグ

2017年4月10日

2016年度 第14期麻将対局研究リーグ

研究リーグは、日本麻将体育協会研究部会(部会員は張会長による指名で構成される)により選抜された選手が出場するリーグ戦形式の競技対局です。一年一期。対局は非公開です。

出場選手期首順位
青野 滋
鈴木 芳洋
田中 実
高見沢 治幸
内田 慶
張 建民
井出 洋介
小田 宏一
<前期順位順>

評価
1節3回戦。全節を通じての順位点の合計を競う。
順位点は1位から順に、3・2・1・0
同点の場合は期首順位優先。
第7節終了時点の上位4名が成績持ち越しのまま第8節の対局を行う。

第1節

2016年5月30日(月)、第14期研究リーグが開幕した。研究リーグでは対局の内容のみならず、評価方法についてもより良いものを探して試行錯誤している。
昨年の第13期から評価方法を大きく変更した。

変更点

  • 順位点
    「4-2-1-0」→「3-2-1-0」
  • 順位点合計が同点の場合の優先順位
    「素点」→「期首順位」
  • 決勝第8節
    第7節までの順位点をリセットして上位から順に「4-2-1-0」
    としていたが、リセットせずに持ち越し

順位点は広く普及している4-2-1-0方式を研究リーグでも長く採用していたが、リーグ戦の評価方法としてトップだけに比重を置く方式に疑問が投げかけられ3・2・1・0方式の採用となった。
また順位点合計が同点の場合に素点順とするのも長く慣れ親しんだものだが、素点が2次評価だとラスを確定するアガリでさえアガらないよりましであるなど、順位にあてている焦点がぼやける面も否定できない。そこで他では類を見ないが、素点合計は評価しないことにした。
決勝開始時に第7節までの順位点をリセットする利点は、必ず4人全員に優勝の可能性があることだろう。しかしそのために21回戦の成績を1回分に圧縮するという乱暴なことをしなければならず、第7節までの価値が下がることは無視できない。
リセットから持ち越しになることの影響が興味深い。参考までに、リセットありの第12期と第13期の第7節終了時の8名の順位点を記しておく。

 第13期   第12期
「3-2-1-0」「4-2-1-0」
  34.5   46.5
  34    43
  33.5   37.5
  32    37
  32    35
  32    34
  28    32
  26    29

第13期は4~6位が同点で期首順位で明暗が分かれた。評価方法の変更がさっそく結果に影響を与えた格好だ。優勝争いに関しても、1位と4位の差が2.5点で「リセットして4-2-1-0」の場合よりも小さい。これはリセットされる場合よりも上位に厳しく打った結果だろうか。もちろん1回だけでは何とも言えないが、今期も上位4人に入ることよりも首位との差を意識した展開になるだろう。その点に注目して見ていただきたい。

第1節A卓

名前1回戦2回戦3回戦合計順位
青野滋
(+146)

(+94)

(▲101)

(+139)
高見沢治幸
(▲219)

(+81)

(▲5)

(▲143)
張建民
(▲1)

(▲147)

(+115)

(▲33)
井出洋介
(+74)

(▲28)

(▲9)

(+37)
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第1節B卓

名前1回戦2回戦3回戦合計順位
鈴木芳洋
(▲229)

(+205)

(+237)

(+213)
田中実
(+265)

(▲110)

(▲114)

(+41)
内田慶
(▲64)

(▲146)

(▲65)

(▲275)
小田宏一
(+28)

(+51)

(▲58)

(+21)
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第2節

6月22日(水)、第2節が行われた。A卓では、第1節7位、8位の井出・内田がともに5点を稼ぎ4人が10点から7点のあいだ。だが昨期の決勝と同一メンツとなったB卓では、決勝の再現かのような青野の独擅場で8点を上乗せして頭一つ抜け出した。来節は青野包囲網が機能するかどうかが焦点となるか。

第2節A卓

名前4回戦5回戦6回戦合計
青野滋
(+182)

(+117)

(+31)

(+330)
鈴木芳洋
(▲147)

(+63)

(▲72)

(▲156)
田中実3(+182)
(▲159)

(+18)

(+41)
高見沢治幸
(▲120)

(▲21)

(+23)

(▲118)
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第2節B卓

名前4回戦5回戦6回戦合計
内田慶
(▲125)

(+46)

(+18)

(▲61)
張建民
(+232)

(▲169)

(▲45)

(+18)
井出洋介
(+70)

(+190)

(▲78)

(+182)
小田宏一
(▲177)

(▲67)

(+105)

(▲139)
カッコ内は素点(評価対象ではない)

総合成績(第2節まで)

名前(期首順位)順位点
素点
青野滋(1)14+372
小田宏一(8)10▲118
井出洋介(7)9+219
鈴木芳洋(2)8+57
田中実(3)8+82
高見沢治幸(4)8▲261
張建民(6)8▲15
内田慶(5)7▲336
同点は期首順位優先
(素点は参考表記)

第3節

7月27日(水)、第3節が行われた。A卓は、青野が3ラス。1日でアガリが2回と3者が完全に抑え込んだ格好だ。この日初戦の7回戦、青野ラスが濃厚だが決定的とはいえない西場で、小田が最初の協定破り。青野がポンを含む三色三歩高の仕掛けをしているところに「ほぼアタリ」の牌を打って自身のアガリを取りにいった。この局は放銃したものの、その後も積極策でリードを広げトップをとった。
8回戦。東場・南場を青野とともに小田をも封じ込めた張・田中の思惑は、西1局に小田に四暗刻をツモられ、打ち砕かれた。僅差で2着争いに終始する両者を尻目に小田は悠遊の逃げ切り、連勝でトータル首位に立った。

第3節A卓

名前7回戦8回戦9回戦合計
青野滋
(▲199)

(▲232)

(▲137)

(▲568)
田中実
(▲2)

(+65)

(+27)

(+90)
張建民
(+12)

(▲2)

(+183)

(+193)
小田宏一
(+189)

(+169)

(▲73)

(+285)
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第3節B卓

名前7回戦8回戦9回戦合計
鈴木芳洋
(▲47)

(+189)

(+64)

(+300)
高見沢治幸
(+128)

(▲60)

(▲106)

(▲38)
内田慶
(+51)

(▲86)

(+123)

(+88)
井出洋介
(▲132)

(▲43)

(▲81)

(▲256)
カッコ内は素点(評価対象ではない)

総合成績(第3節まで)

名前(期首順位)順位点素点
小田宏一(8)17+167
青野滋(1)14▲196
鈴木芳洋(2)14+263
張建民(6)14+178
田中実(3)13+172
高見沢治幸(4)12▲299
内田慶(5)12▲248
井出洋介(7)12▲37
同点は期首順位優先
(素点は参考表記)

第4節

8月31日(水)、第4節が行われた。A卓は、14点の青野・鈴木・張と12点の内田。初戦の10回戦を内田が制したが、その後2ラスで結局上位との差が開いた。B卓は、3節終わって、頭一つ抜けている小田との差を詰めたい3者の思惑がどう表れるたか。10回戦の前半はアガリがなくラスめに甘んじていた小田だったが、後半ツモアガリを連発し2着。現状8位の井出は痛いラススタート。11回戦も、北入するまで小田は苦戦を強いられる。しかし、上位陣が牽制し合って流局が続き、点差が広がらなかったことを小田がしっかり捕らえた。北4局の一色三歩高ツモで2着に浮上。12回戦こそラスだったものの、2度の2着に今年の小田のしぶとさが表れた一日だった。

第4節A卓

名前10回戦11回戦12回戦合計
青野滋
(▲97)

(+24)

(+98)

(+25)
鈴木芳洋
(+66)

(+25)

(+269)

(+360)
内田慶
(+78)

(▲157)

(▲310)

(▲389)
張建民
(▲47)

(+108)

(▲57)

(+4)
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第4節B卓

名前10回戦11回戦12回戦合計
田中実
(▲31)

(+75)

(+87)

(+131)
高見沢治幸
(+137)

(▲100)

(+112)

(+149)
井出洋介
(▲148)

(▲9)

(▲3)

(▲160)
小田宏一
(+42)

(+34)

(▲196)
4
(▲158)
カッコ内は素点(評価対象ではない)

総合成績(第4節まで)

名前(期首順位)順位点素点
鈴木芳洋(2)21+623
小田宏一(8)21+47
田中実(3)19+303
張建民(6)19+182
高見沢治幸(4)18▲150
青野滋(1)17▲171
内田慶(5)15▲637
井出洋介(7)14▲197
同点は期首順位優先
(素点は参考表記)

第5節

10月6日(木)、第5節が行われた。A卓は、首位の鈴木が初戦ラスながらもその後連勝し2位小田との差を広げた。8位の井出は1点に終わり、4位まで8点差となり決勝進出が苦しくなった。
B卓は、この日の初戦13回戦で、7位の内田が前半大きくリードするも西入してから張の猛攻で捲られると、高見沢にも北3、4局を続けてアガられ1点に終わった。14回戦こそ北4局に3着確定の出アガリせずのツモアガリで2着をとったが、15回戦はいいところなくラスで、この日3点どまり。上位4人が決まるまで残り2節、内田は6戦中トップ4回は必要だろう。

第5節A卓

名前13回戦14回戦15回戦合計
青野滋
(+354)

(▲13)

(+59)

(+400)
鈴木芳洋
(▲266)

(+50)

(+122)

(▲94)
井出洋介
(▲217)

(▲61)

(▲129)

(▲407)
小田宏一
(+129)

(+24)

(▲52)

(+101)
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第5節B卓

名前13回戦14回戦15回戦合計
田中実
(▲141)

(+99)

(+144)

(+102)
高見沢治幸
(+36)

(+18)

(+51)

(+105)
内田慶
(+2)

(+67)

(▲244)

(▲175)
張建民
(+103)

(▲184)

(+49)
4
(▲32)
カッコ内は素点(評価対象ではない)

総合成績(第5節まで)

名前(期首順位)順位点素点
鈴木芳洋(2)27+529
小田宏一(8)26+148
田中実(3)25+405
青野滋(1)23+229
高見沢治幸(4)23▲45
張建民(6)23+150
内田慶(5)18▲812
井出洋介(7)15▲604
同点は期首順位優先
(素点は参考表記)

第6節


11月13日(日)、第6節が行われた。A卓は、内田が初戦トップで優勝に望みをつなぐがそのあとが続かず6点どまり、優勝争いから完全に脱落した。18回戦北4局、3着め高見沢の2フーロめは喰い替えのチー、トップめの内田は高見沢に放銃すると3着まで落ちるためここでギブアップ。結果は小田がラスからトップまで抜ける混一色のツモアガリでトータルでも首位に立った。
B卓、6位の張がトップ2着でいったん鈴木・田中の上に立ったが3戦目の18回戦がラスで一休み。2ラスの鈴木、18回戦は北1、2のアガリで63差のトップめで北4を迎えたが田中にツモ専の8は16オールでまくられ、首位の小田まで2点差の3位に後退した。

第6節A卓

名前16回戦17回戦18回戦合計
青野滋
(▲61)

(+75)

(+5)

(+19)
高見沢治幸
(▲79)

(+93)

(▲48)

(▲34)
内田慶
(+126)

(▲9)

(+10)

(+127)
小田宏一
(+14)

(▲159)

(+33)

(▲112)
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第6節B卓

名前16回戦17回戦18回戦合計
鈴木芳洋
(▲147)

(▲92)

(+93)

(▲146)
田中実
(▲132)

(▲28)

(+96)

(▲64)
張建民
(+200)

(+20)

(▲182)

(+38)
井出洋介
(+79)

(+100)

(▲7)

(+172)
カッコ内は素点(評価対象ではない)

総合成績(第6節まで)

名前(期首順位)順位点素点
小田宏一(8)31+36
田中実(3)30+341
鈴木芳洋(2)29+383
張建民(6)28+188
青野滋(1)27+248
高見沢治幸(4)26▲79
内田慶(5)24▲685
井出洋介(7)21▲432
同点は期首順位優先
(素点は参考表記)

第7節


1月16日(月)、第7節が行われた。A卓は、6節で「完全に脱落した」と思われた内田が連勝、対して田中は連続ラス。青野・田中・内田が30点で並んだ。
B卓でも、首位の小田が連続ラスで、鈴木33、張32、小田31、高見沢30。残り1戦で決勝確定が鈴木のみ、脱落も井出のみという混戦になった。
21回戦、B卓は小田が序盤からアガリを連発、置いていかれるのが高見沢で、早々に3人残りの並びができた。A卓は3者でトップを取ったものが生き残りとわかりやすい状況。内田がリードして北場を迎える。北2局、田中から七対を、北3局、井出から混一色をアガった青野が内田を逆転し66差をつけた。が、北4局、内田が花竜をツモアガり再逆転で初の決勝進出を決めた。

第7節A卓

名前16回戦17回戦18回戦合計
青野滋
(▲50)

(+15)

(+76)

(+41)
田中実
(▲93)

(▲108)

(▲89)

(▲290)
内田慶
(+169)

(+130)

(+86)

(+385)
井出洋介
(▲26)

(▲37)

(▲73)
4
(▲136)
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第7節B卓

名前16回戦17回戦18回戦合計
鈴木芳洋
(+66)

(+49)

(▲56)

(+59)
高見沢治幸
(+186)

(▲14)
0
(▲151)

(+21)
張建民
(▲90)

(+121)

(▲32)

(▲1)
小田宏一
(▲162)

(▲156)

(+239)

(▲79)
カッコ内は素点(評価対象ではない)

総合成績(第7節まで)

名前(期首順位)順位点素点
鈴木芳洋(2)34+442
張建民(6)34+187
小田宏一(8)34▲43
内田慶(5)33▲300
青野滋(1)32+289
田中実(3)30+51
高見沢治幸(4)30▲58
井出洋介(7)25▲568
上位4名で決勝を行います

同点は期首順位優先
(素点は参考表記)

決勝第8節


2月20日(月)、決勝第8節が行われた。鈴木が2連勝で最終戦を待たず優勝を決めた。
雀サクッTVさんにて生中継された決勝の模様はYouTubeの雀サクッさんのチャンネルで動画が公開されています。

決勝第8節

名前7節まで1回戦2回戦合計
鈴木芳洋34
(+150)

(+245)
40
張建民34
(▲13)

(▲163)
37
小田宏一34
(▲53)

(+116)
37
内田慶33
(▲84)

(▲198)
33
カッコ内は素点(評価対象ではない)

第13期研究リーグ第8節全局牌譜

2016年2月29日(月)に行われた第13期研究リーグ第8節の牌譜をPDFで公開しています。
1回戦
2回戦
3回戦

第8節(決勝)成績
第7節まで 22回戦 23回戦 24回戦 total
青野 滋 34.5 3 2 3 42.5 優勝
鈴木 芳洋 33.5 1 3 2 39.5 2位
田中 実 34 2 1 0 37 3位
高見沢 治幸 32 0 0 1 33 4位

Posted by jmsa_admin